「いつかはクラウン」。バブル期前の1980年代にこう言われていたトヨタの高級車クラウンが、6月26日にフルモデルチェンジして新発売されました。

いま世界で話題の「つながる」機能をもった「コネクティッドカー」として、トヨタではじめてコネクティッド機能をもった車載通信機を全社標準搭載したのが新型クラウンです。

具体的には、通話アプリの「LINE」で車と会話し、目的地の登録やガソリン残量が知ることができたりします。また遠隔からドアの開閉やハザードランプの点灯状態をチェックすることができ、車が盗難にあった時などのいざという時には、警備員を現地まで派遣することもできます。

住宅業界では、「HEMS」（ホーム・エネルギー・マネージメント・システム）でスマートフォンを使い、外部にいながら照明やエアコンなど、

家の中の設備機器などをコントロールをできるシステムがあります。

コネクティッドカーの実現で、IoT（物とインターネットがつながる）がさらに進化しました。

スマホで車を呼べば、目の前に現れてくれる「鉄腕アトム」の未来社会に、また一歩近づきました。